密室劇の金字塔!!【十二人の怒れる男】
キャリアバズ編集部のyoshiです。
大学生のうちに観たいおすすめの映画を紹介しますね!!
今回は、場所の移動がなく一つの部屋だけで物語が展開していく斬新な映画を紹介します。
【十二人の怒れる男】
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19557年【米国】 上映時間:96分
ベルリン国際映画祭金熊賞受賞
■監督
シドニー・ルメット
■キャスト
ヘンリー・フォンダ
リー・J・コッブ
■映画のあらすじ
既に法廷劇の代名詞となって久しい、アメリカ映画史に輝く傑作ドラマ。元々は高い評価を受けたTV作品で、その脚本・演出コンビによる映画版だが、そのいかにもTV向きの密室劇を上手くスクリーンに転化させた手腕は見事の一言。17歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の討論が始まったが、誰が見ても有罪と思えたその状況下で、ひとりの陪審員が無罪を主張した事から物語は動き始める……。
出典:http://www.allcinema.net/
この映画は、アメリカの「陪審制度」の問題点がテーマとして描かれています。
陪審員に選出される人は、自主的ではなく国民の義務なので全員が正義感が強いとは限りません。
しかも仕事をわざわざ休まないといけません。だから、事の真偽を確かめるということはせず、「疑いがないなら有罪」と片付けてしまうのがほとんどになってしまいます。さらに先入観や思い込み、偏見、いい加減な気持ちが邪魔をして公平な評決が出にくいです。
また極端ですが、陪審員次第で「無罪の人間を有罪」にすることだったり、その逆も可能です。
陪審員の中に口達者がいれば難しいことではないです。
この映画は1957年と古いものですが、今でも見ても考えさせられることがたくさんあります。
果たして、作品内の17歳の少年は無罪判決になるのでしょうか??