スーツを買う前に知っときたい、ダブルとシングルの違いと特徴!!
学生の皆さんは、入学式、成人式、就活などの際にスーツを買いますよね。
しかし、スーツを購入する際にはいくつか予備知識として知っておかねばならないことがあります。
例えば、
スーツを買いに行き、ズボンを試着した時。
店員さんに「シングルでしますか?ダブルでしますか?」なんて聞かれる場面は必ずあると思います。。
その時に困らないように、今回はスラックスの裾の「シングル」と「ダブル」とは何かを話したいと思います。
◆シングルとは?
まずシングルとは、スーツの裾をひと曲げして、まつり縫いで仕上げたもののこと。
一回折り曲げた状態のことで、普通のズボンやジーパンなどと同じような見た目をしています。
冠婚葬祭のような正装をしなければならない場面では必ずシングルが好まれます。
シングルは、仕事・ビジネスからフォーマルまで使える裾上げです。
◆ダブルとは?
ダブルとは、シングルの状態からさらにひと曲げしたもので、合計2回曲げたもの。
スーツのズボンはシングルが主流と言われていますが、ダブルは時代とともにトレンドになったり、不人気になったりします。
シングルよりもダブルの方がよりお洒落感はでますが、年段によってはおっさん臭いイメージをもたれる方もいます。
また、ダブルの起源は3つの説があります。
①英国紳士のミスをニューヨーカーが勘違いした説
20世紀のはじめに英国の貴族がニューヨークで行われる結婚式に参加するため会場に向かっている道中で
突然の雨に見舞われ、裾が濡れたり汚れたりするのを防ぐためにスラックスを折り返したまま会場で戻すのを忘れてしまいました。
それを見た参加者が”これが流行スタイルなのか”と勘違いをして定着したという説。
書籍によっては、舞台がイギリスであったり英国貴族ではなくマッキンリー大統領であったりとバラツキがあります。②ぬかるんだ競馬場のパドックから生まれた説
英国下院議員のルイスハム氏が起源という説。
競走馬オーナーである同氏が雨でぬかるんだパドックで、
裾がよごれないように折り返したスタイルが非常にCOOLだったことから、
多くの紳士がひそかに取り入れはじめたといいます。③狩猟中に生まれた説
スポーツハンティング(狩猟)に熱中するスコットランドの貴族が裾をまくりあげたことが起源という説。
出典:http://otokomaeken.com/mensfashion/13238
補足ですが、ダブルに仕上げる際は幅は3.5~4cmがベターです。
ビジネスシーンでは、裾がシングルだろうがダブルだろうが決まりはありません。
しかし、正装で着ることが目的でスーツを購入するならば絶対にシングルがおすすめです。
せっかくスーツを買うなら、自分好みのオシャレなスーツを着たいですよね!!