個人的にイチオシの中古車をご紹介 ~第二弾~
前回に続き、私個人的な独断と偏見で選ぶイチオシの中古車をご紹介させて頂きます。
NISSAN セドリックワゴン(グロリアワゴン)
通称「セドバン」です。
この角張ったクラシックな外観、好きな人は多いですよね。
木目調の外装もあり人気があるようですが、これは個人的にあまり良いと思っていません。
といいますのも、
これ、ただのシールです。
アメ車のビュイック ロードマスターワゴンやリーガルワゴンの模倣であると私は解釈してますが、ビュイックの木目は実際にパネルになっているにも関わらず、セドバンの木目はシールなので近くで見ると質感がよろしくないです。シール貼ってるだけですから。
参考にロードマスターワゴンとリーガルワゴンの画像をつけておきます。上がロードマスターワゴン、下がリーガルワゴンです。かっこいいですよね。ただ、アメ車は本当によく壊れますので覚悟をしてから買ったほうが良いと思います。私も運転中にエンジンルームから白煙が上がって恥ずかしい思いをした事があります。
セドバンに話を戻しまして、セドバンのイチオシポイントの一つ目、一部のグレードのみになりますが、前席ベンチシートの車両が存在します。その場合はATセレクトレバーがコラムシフトになります。ハンドルの後ろあたりからレバーが出てるものですね。
ベンチシート×コラムシフトで通称「ベンチコラム」または「ベンコラ」といいます。
とてもカッコよく、一部マニアの間では大変な人気です。かく言う私もベンコラフェチです。
続いてイチオシポイントの二つ目としては、ラゲッジスペースに背もたれが格納されていて2名座る事ができます。シートベルトもついていて正式に乗車定員7名(ベンコラだと8名)です。
ただ、見ての通り後ろ向きで座る事になりますので、スモークガラスでないと後続車の運転手と目が合って双方気まずい事になるというファニーな仕様です。
ちなみにセドバンはエンジンが非力なので動力性能は低いです。7人も8人も乗せたらヘロヘロになる事は間違いありません。
サイドミラーの形状としては、一般的なドアミラーのほかにフェンダーミラーも存在します。
フェンダーミラーの利点としては、首を左右に振らなくても目線移動だけで後方確認ができるので慣れると大変運転がしやすく疲れにくいです。またボンネット両端の目印となるので車幅感覚もつかみやすいです。
好みかと思いますが、デザイン的には普通にドアミラーのほうが好きな人が多いと思います。
あと、洗車機に入れた際にブラシがフェンダーミラーを避けるのでボンネットが全然洗われないです。これはフェンダーミラーの欠点ですね。
欲しいですよね。セドバン。
セドバンの中古車選びのポイントとしては、前述の木目・ベンコラ・ミラー形状の他に「年式による内装の違い」があります。
平成7年前後で内装に違いが出ています。クラシックを追及するなら前期が宜しいかと思います。
まず後期の内装をご紹介します。意外と普通であまりカッコよくはないですね。
続いて前期の内装です。
カッコいいですね。シート地も違います。ハンドル見ればわかりますがエアバッグついてません。もうこの際、エアバッグなんか必要ないんです。そもそも20年近く動作してないエアバッグなんてついてても信用できません。シートベルトを締めて安全運転を心掛けましょう。
続きまして、後期のドア内貼りの画像です。これまた普通で別にカッコよくはないです。
前期です。
カッコいいです。ドアを内側に引っ張るベルト部分なんか特に良いですね。見ていてうっとりします。
以上でおおまかなセドバンの魅力のご紹介とさせて頂きます。
とても魅力的な車ですが、人気があり現存している車両もさほど多くないため古い割りには比較的高値で取引されているのが現状でございます。特にベンコラは高値です。
こんな古い車にお金を出すのはバカらしいかもしれませんが、10年後はもっと価値が出ている可能性もあり得ますし、良い車両に出会ったら悩んでしまいますね。
次回はまた別の車両を紹介させて頂きたいと思います。
また是非ご覧くださいね!